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広がり続ける経済格差は資本主義を変えるかもしれない

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段々と寒さが厳しくなってきましたね。

今回は広がり続ける経済格差について書きたいと思います。

現在、世界中で経済格差が広がりつつあります。世界の富裕層62人と世界の半分にあたる36億人の資産が同じだというのだから世の中の不公平を感じますね。

株や資産運用のブログを見ているとトマ・ピケティ著の「21世紀の資本」に出てくる「r(資本収益率)>g(国民所得の成長率)」の話がよく出てきます。そして大抵、所得の伸びより資本収益率の方が高いんだから資産運用をした方が良いという結論を書いています。F家でも同意見ですが、これは私や息子が恵まれた環境にいるからいえる事なんだろうなとも思います。収益を生み出す資本を手に入れようと思うのであれば、当然そのためのお金がいります。いわゆるタネ銭ですね。世界には1日1ドルで生活している人が10億以上います。1日2ドルで生活している人も5億以上います。1ドルって今のレートで108円ですよ!!そんな人たちが、資本を買う余裕がある訳がありません。悲しい事ですが、お金持ちになるチャンスが生まれた時からほぼゼロの人はいるのです。日本という国に生まれただけでも超幸運ですね。少なくとも、努力しだいでお金持ちになれるチャンスがあるのですから。

しかし、私達も油断は出来ません。というのも人口の減少・社会保障費の増大により日本の国力が段々衰えていく事は規定路線だからです。GDPではすでに中国に抜かれましたが、次にはインドにも抜かれると言われています。さらに今発展途上国と言われているASEAN諸国やブラジルにも将来的に抜かれていく可能性があります。

さすがに1日1ドルや2ドルで生活する事は無いと思いますが、生活水準が今より下がっていく事は覚悟しなくてはいけません。ですので、出来うるだけ早く、少しづつでもいいので、収益を生み出す資本を買っていく事をお勧めします。先になればなるほど資本を買うためのタネ銭をねん出する事が難しくなっていくと思います。

 

AIの台頭も個人的には脅威に感じます。人口知能の発達によって人々の仕事が奪われると世界中で話題になっています。しかし、中には人口知能が普及しても、別の新しい仕事が生まれるという人もいます。どちらが正しいのでしょうか?

おそらく、どちらも正しいです。実は人類には今とおなじような事が何度かありました。もともと私達の祖先は狩猟民族でした。しかし、農業をするようになり1つの場所に定住するようになっていきます。そこで、狩猟から農業に大多数の人が仕事を変えます。しばらくはそのまま続きます。次に会社や工場という物が出来始めてきます。今まで家でちまちまと工業製品を作っていたのが、工場で大量に作れるようになりました。その結果、農業従事者が激減します。資本家が農地を買占めて効率的な大規模経営をし始めて、追い出された農民が都市に出て工場で働き始めるようになるからです。ここでまた大規模なジョブチェンジが生まれました。次の技術革新は機械です。機械が人の雇用を奪うとその当時も言われていました。結果、機械は工場で働く人の仕事を奪いました。しかし、仕事を奪われた人達には逃げ場所がありました。それが小売業やサービス業等の第3次産業です。第3次産業は幅広いです。医者・弁護士・税理士・芸術家・郵便局員パイロット・スポーツ選手・youtuber等もみんなこの第3次産業です。ちなみに日本では約7割の人がこの第3次産業に従事しています。

この第3次産業の仕事をAIが奪おうとしていますし、段々と奪われています。それでも歴史を振り返ると新しい仕事が生まれるのは間違いないと思います。ただし、今回の技術革新は今までのように人に逃げ道を与えてくれないかもしれません。今までは人間にしか出来ない事がたくさんありました。それが少しづつ無くなりつつあります。チェスや将棋ではすでにAIに負けていますし、配達・配送業も将来人口知能を搭載したドローンや自動車に取って代わられるでしょう。芸術の分野でさえAIが進出しています(AIが描いた絵画がNYで4900万円で落札されました)。

おそらく、AIの能力はこれからも伸び続けていきます。人に出来る事はAIでほぼ全て出来る日がきっと到来するでしょう。そうなれば、多くの人が企業にとって不要になります。企業にしてみれば人件費を極限まで圧縮出来るようになるので歓迎すべき事でしょう。株主と会社に必要な少数のエリートが莫大な富を享受し、残りの人間は貧困に陥る未来もありえます。しかし、その前に社会の構図が変わる可能性が高いです。

その理由は次回に書こうと思います。思ったより長文になってしまったので、申し訳ありませんがここで休憩させてください(>_<)

 

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