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2019年にリセッションが来たら買いたい銘柄!!

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こんにちはF家の母です。

今回は2019年にもしリセッションが来たら買いたい銘柄を紹介します。

1つ目はSPGI(スタンダード&プアーズ)です。

言わずとしれたアメリカ三大格付け会社の1つです。売上の半分ほどを債権の格付けで稼いでいます。残りはコンサルティングサービスやデータ提供などで稼いでます。世界中で使われているS&P500指数を提供している会社です。

売り上げの6割ほどをアメリカで稼ぎ残りは海外です。

銘柄を分析する時にF家が一番に考えるのは、経済的な堀はあるか?その堀はどれくらい固いのか?です。

現在、格付け会社ムーディーズ、スタンダード&プアーズ、フィッチの3社でほぼ寡占状態です。債権を発行しようとする企業にとって格付け会社は必須です。なぜなら、格付けして貰わないと債権を誰も買ってくれないからです。格付け会社は莫大な数の債権を統一基準で評価しています。S&PならAAA、ムーディーズはAaaが最高評価です。債権を買おうとする投資家にとっては、格付け会社に格付けされてない債権なんて怖くて買えません。安全度が分からないからです。いくら債権発行会社が自社債権の安全性を訴えたところで誰も聞いてくれません。格付け業務には長年その業務を行ってきたという信用が必要なのです(リーマンショック時にその信用は一度地の底まで落ちましたが)。

 

格付け会社は格付けをしてもらう会社からお金を貰って格付けをしています。その評価の際に危険なサブプライムローンを安全と評価した事がリーマンショックの原因の一つとなりました。SPGIの信用は地に堕ち株価も暴落しました。リーマンショック前の最高値が70ドル付近で最安値が18ドル付近です。70%超えの大暴落です。リーマンショックの原因の1つを作った会社ですから当然といえば当然かもしれませんが、その時にSPGIを保有していたら投げ売っていた自信があります。しかし、SPGIに限らず格付け会社は見事に復活しました。現在のSPGIの株価は169.94ドルです。少し前までは200ドルを超えてました。

 

格付け会社がなぜ復活出来たのかを考えてみると格付けという事業は投資家にとって、もはや水道や電気のような社会インフラとなっているからだろうという結論に達しました。もし、格付け会社が無くなってしまったら、投資家たちはいちいち全ての債権商品の安全性を自分で判断しなくてはいけません。今まで格付けをしてもらっていた会社も債権投資家に買って貰えるようにいかに自社の債権が安全なのかをPRしなければいけません。双方にとって余計な手間とコストがかかります。しかもその手間とコストが半端じゃありません。やはり、問題があったとしても従来通り格付け会社に評価して貰った方が双方ともにメリットが大きいのです。

 

格付け会社ムーディーズ、スタンダード&プアーズ、フィッチの信用は一度地の底に落ちました。そこで、不思議に思うのは他の会社の参入がなぜ起きないのか?という事です。債権格付け会社の営業利益率はバカ高いです。50%位普通にあります。そんな業界になぜ新規参入者が殺到しないのかずっと不思議に思ってました。信用が失墜した時に参入すれば、シェアを掻っ攫う事も出来たのではないかと思うのです。そこで調べてみますと何と債権格付け事業を行うにはお上の認可が必要な事が分かりました。確かにどこの馬の骨とも分からない会社に勝手に格付けされれば国も困りますものね。お上(NRSROという組織)の指定を受けるためには行政機関の審査を受けなければいけませんし、もし審査をパスできてもすでに寡占体制を築いている3社からシェアを奪いとる必要があります。リーマンショック直後ならいざしらず、今からそれを行うのは難しいと思いますね。

 

お上の規制と3社の強固な寡占体制がSPGIの経済的な堀となっています。リーマンショック時には危機的な状況に陥りましたが、見事なV字回復をはたしたSPGIの堀は相当強固です。これからの超長期的な見通しも明るいと思います。なぜなら、債権を格付けして貰いたい会社や債権商品は世界の人口が増え続けていく限り同じように増え続けていくでしょうし、米国だけでなく世界でもシェアを広げているSPGIは世界人口増加の恩恵を受ける事が出来ると思うからです。

 

なぜ、F家が今までこの有望銘柄を買わなかったのかというと、景気循環の波をモロに受ける銘柄だからです。景気が悪くなると新しい債権格付けの依頼が減ります。借金をしてまで設備投資等の支出をしようとする会社が減るからです。2018年の8月頃までは株価は順調に推移し207ドルでした。今は169ドルです。18%位落ちています。8月~今までで特に何があった訳ではありません。景気後退の懸念が出て下げているだけです。もし、本当にリセッションが起きればもっと下がると思います。リーマンショック時のように70%超えは無理でしょうが最高値から40%位は落ちてくれるんじゃないかなぁ~と思ってます(*^_^*)

F家ではその時に全力買いをするつもりです。

F家はキャッシュポジションを持ってリセッション時に全力で買い付ける戦略ですが、それが吉と出るか凶と出るかは分かりません。リセッションがあと5年~10年来ないかもしれませんし、今買っていた方が結果的に割安で買えたなぁ~と落ち込んでいるかもしれません。

未来は分かりません。

先の分からない未来に賭けざる得ないのが株式投資のツライ所ですね(>_<)

 今は特に相場が不安定でどっちに転ぶか分かりにくいですが、自棄にならずに頑張っていく所存です。

 

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